横浜は、開港以来150年以上にわたり、海とともに発展してきた都市です。
港を中心に育まれた文化、産業、景観は、横浜ならではの魅力として現在も息づいています。

みなとみらい21地区
横浜を代表する海辺の都市景観が広がるエリアです。海沿いのプロムナードを歩けば、帆船日本丸、ランドマークタワー、観覧車など、港と都市が融合した横浜らしいパノラマを楽しめます。昼間の開放的な雰囲気はもちろん、夜になるとイルミネーションが海面に映り込み、ロマンチックな夜景スポットとしても人気です。

大さん橋
世界のクルーズ船が寄港する横浜の玄関口。ウッドデッキが広がる屋上は無料開放されており、みなとみらいや山下公園、ベイブリッジなどを一望できる絶好のビュースポットです。大型客船の入出港時には迫力ある光景が広がり、写真スポットとしても人気があります。

山下公園
関東大震災の復興事業として造られた歴史ある海辺の公園。芝生広場や花壇が美しく整備され、海風を感じながらゆったり散策できます。公園前には氷川丸が停泊しており、横浜の海と歴史を象徴する風景として多くの人に親しまれています。

象の鼻パーク
開港当時の“象の鼻形の波止場”を現代に復元した公園で、横浜の歴史とアート、海辺の風景が調和する場所です。象の鼻テラスではイベントや展示が開催され、文化と海辺の賑わいを感じられます。夕方には空の色が海に映り込み、美しいサンセットが楽しめます。

港の見える丘公園
高台に位置し、横浜港のダイナミックな景観を広く見渡せる人気スポットです。ベイブリッジを中心に、行き交う船や港湾エリアの風景が楽しめ、四季の花々が彩る英国風庭園も魅力のひとつ。のんびり過ごしたい方にもおすすめの眺望スポットです。

横浜ベイブリッジ・
スカイウォーク
横浜ベイブリッジの下層部にあるスカイウォークは、海面約60mの高さから横浜港を一望できる無料の展望遊歩道です。全長320mのプロムナードでは、みなとみらいの街並みや港を行き交う船を間近に眺められ、展望ラウンジでは新本牧ふ頭や“働く船”の展示も楽しめます。

横浜・八景島シーパラダイス
日本有数の海洋テーマパーク。水族館「アクアミュージアム」では巨大水槽を泳ぐ魚たちやイルカのパフォーマンスを楽しめ、海の生態系を学べる多彩な展示も魅力です。アトラクションやレストランも充実し、家族連れからカップルまで幅広い層に支持されています。

国指定重要文化財
帆船日本丸
「太平洋の白鳥」と呼ばれた練習帆船。船内に入ると、当時の船員たちの生活空間や航海技術を体感できます。
「横浜みなと博物館では横浜港に関わる様々な展示のほかに、操船シミュレーターや帆船日本丸と横浜港の歴史を紹介するVRシアターなどがございます。」

JAMSTEC 横浜研究所
『地球情報館』
横浜研究所「地球情報館」はJAMSTECが行っている研究や観測によって得られたデータ・映像を活用し、一般向けに提供している展示施設です。1階のエントランスホールや映像展示室で、深海映像や気候シミュレーション映像等をご自由にご覧いただけます。

三菱みなとみらい技術館
(海ゾーン)
三菱みなとみらい技術館「海ゾーン」では、JAMSTECの有人潜水調査船しんかい6500の実物大分解展示を中心に、深海探査や海洋資源開発の最先端技術を体験的に学べます。タッチパネル展示や映像を通じて、海の科学への理解を楽しみながら深められる施設です。
観光クルーズ
横浜港内をめぐるクルーズは、海上から街を眺める特別な体験ができます。みなとみらいのビル群、赤レンガ、大さん橋を海側から楽しめるほか、夜景クルーズでは幻想的な光の風景が広がり、観光客に高い人気があります。

SUP・カヤック
ベイエリアで海上アクティビティを楽しめる、新しい横浜体験。静かな水面を進みながら、ランドマークタワーやベイブリッジを海から見上げる特別な景色を楽しめます。初心者向けプログラムもあり、気軽に参加できます。

海釣り
横浜には海釣りができる人気スポットが複数あります。本牧海づり施設ではファミリー向けの環境が整い、季節ごとに多様な魚が狙えます。初心者でも楽しめ、海に親しむアウトドア体験として高い人気です。

セーリング・ボート体験
横浜ベイサイドマリーナで実施されている体験セーリングやセーリングスクール、港内遊覧、チャータークルーズでは、実際に操船を学んだり、海風を受けながら優雅にクルージングをすることができます。
海洋レジャーがより身近に感じられる本格的なマリン体験をお楽しみいただけます。

潮干狩り
横浜市内の海辺では、春から初夏にかけて潮干狩りを楽しむことができます。特に海の公園(八景島近く)は人工砂浜が整備されており、潮干狩りスポットとして人気です。家族連れも多く、アサリなどを手軽に採れるため、海とふれあう定番のレジャーとして親しまれています。海辺の景色と合わせて、季節ならではの自然体験を満喫できます。
横浜の海は、1859年の開港をきっかけに国際交流の玄関口として発展してきました。入江と干潟だった地域は、埋立と港の拡張により都市へと姿を変え、海外文化・海運・造船など多様な産業が育っていきました。
横浜港は震災や戦争などの困難を乗り越え、山下・本牧・大黒・南本牧へと沖合に広がり、いまでは市域の約6分の1を占める大規模港湾となっています。約100のバースが整備され、横浜の暮らしと産業を支える重要な拠点です。
一方で、山下公園やみなとみらい、八景島など、海辺の景観や文化は市民の憩いの場として発展し、横浜の海は「歴史・産業・文化」を育む源として今もまちの中心にあります。
横浜は、日本を代表する海洋都市として、多様な海に関わる産業が集積しています。
港湾物流、造船・海洋土木、海洋研究、観光産業に加え、横浜港そのものが国内物流と貿易の大きな拠点として機能しています。
港湾物流

横浜港は自動車輸出やコンテナ取扱量が全国トップクラスを誇る日本の主要国際港です。東アジア・北米・欧州を結ぶ国際航路が多数寄港し、世界中から貨物が集まり、新たな都市産業を支えています。
造船・海洋土木
鶴見・本牧・磯子地区を中心に、船舶修繕、海洋インフラ整備、港湾工事技術が集積しており、横浜港の安全と発展を支える高度な技術者が活躍しています。
海洋研究

横浜市金沢区に拠点を置く JAMSTEC(海洋研究開発機構) を中心に、深海探査・海底地震調査・気候変動予測など、世界最先端の研究が行われています。
横浜は“日本の海洋科学の中心地”として国内外から注目されています。
観光産業

クルーズ船の寄港、美しい港景観を生かした観光船・港湾ツアー・海辺イベントなど、港を舞台にした観光産業が横浜の魅力向上に大きく寄与しています。
横浜の海は都市の中心部にありながら、多様な自然環境を育んでいます。
一方で、大都市特有の環境課題にも直面しており、持続可能な海づくりに向けた取り組みが重要となっています。
金沢地区の干潟や磯場では、都市に残された自然海岸が観察でき、多様な生き物が生息しています。
海藻、貝類、魚類、海鳥など、横浜の豊かな生態系は都市のすぐそばにある貴重な自然として、大切に保全されています。

横浜の海では、都市部ならではの環境問題に直面していますが、市民・行政・企業が手を取り合い、一歩ずつ改善を進めています。
赤潮(プランクトン増殖)
夏から秋にかけて、港内で「赤潮」が発生することがあります。
これは、海水に含まれる栄養塩が増え、プランクトンが急激に増殖することで発生します。
横浜港では、水質モニタリング や 栄養負荷の削減対策 により、発生状況の把握・改善が継続的に進められています。

海洋ごみ問題
世界中で問題となっている海洋ごみは、横浜の海でも課題です。
ペットボトルや発泡スチロールなど、街から流れ出たごみが海に集まってしまうことがあります。
横浜では、

横浜の海では、地球温暖化対策として期待される「ブルーカーボン(海藻や干潟による CO₂
吸収)」の取り組みや、魚たちがすみやすい環境をつくる「生態系に配慮した護岸整備」、市民参加型の海辺体験・環境学習の推進など、海を守りながら活用するための取り組みが進んでいます。豊かな自然と都市特有の環境課題、その両面を併せ持つ“都市の海”だからこそ、行政・研究機関・市民・企業が手を取り合うことで、横浜の海はより美しく、豊かな姿で次世代へと引き継がれていきます。
こうした取り組みの一例として、横浜・八景島シーパラダイスでは、例年冬に「ワカメ植え付け体験」、春に「ワカメ収穫体験」を実施しています。飼育員の解説を聞きながら、ブルーカーボンについてより深く理解していただける、市民参加型の学びのプログラムとなっています。



